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実はとても身近な問題、顎関節症について

顎関節症とは
顎関節症の主な症状

関節雑音 | 顎関節の 円板がずれた。骨の変形がある。異常がないけど鳴ってしまう。 |
顎関節痛 | 何もしなくても痛い。口をあけると痛い。押さえると痛い。 |
機能障害 |
痛みがあり、開かない。外傷などその他の理由で開かない。 |
関節雑音〜どうして音がするのでしょう〜
- 原因1
- ズレた円板が元に戻ろうとして口を開けたときにズレを直そうとする音です。
- 原因2
- ズレた円板が変形してクッション効果がなくなり、骨に負担がかかり変形して音がします。痛みを伴う場合が多いです。
- 原因3
- 普段の関節の中の摩擦は少なく、動かしたときに摩擦が生じ抵抗となり音が鳴ってしまいます。
顎関節痛〜どうして痛みが伴うのでしょう〜
- 原因1
- 関節円板の転位、骨変形、後部靱帯の牽引・損傷、関節内の炎症性変化があります。
- 原因2
- 関節周囲の靱帯の疼痛、筋の緊張による疼痛、筋の炎症による疼痛等が考えられます。
機能障害〜なぜ口が開かないのでしょう〜
- 原因1
- ズレた円板が元に戻ろうとして口を開けたときにズレを直そうとするが、ひっかかって戻らない場合があります。痛みを伴う場合が多いです。
その他、外傷や心因性の問題も考えられる場合があります。
顎関節症の診断法
一般的診察法:問診、視診、触診
顎関節の触診、筋痛の動きの確認、開口測定
画像検査
- X線撮影
- 顎関節の形態診査、可動性診査
- MRI
- 顎関節の精密検査、関節円板の診査
- CT
- 骨の形態診査
当院で行う顎関節症の治療方法
スプリント療法
咬合を安定化させる目的や、顎関節、咀嚼筋群への 負担軽減目的に使用します。
基本的には夜間装着するため、日常生活に不便はほぼ無いと言えます。
症状にあわせてマウスピースを調整致します。
スプリントの種類
- スタビライゼーションスプリント
- ピボットスプリント
- 前方制位型スプリント
顎関節腔注射
関節内に注射を行い、関節痛や、開口障害を改善させます。
関節腔内を洗浄することで除痛効果が得られます。

注射方法
1. パンピングマニプレーション
関節に注射を行って、除痛をはかり、
顎関節を授動させ、開口量の改善を得ます。
2. 関節腔洗浄療法 Arthrocentasis/AC
関節腔内を洗浄して除痛をはかる方法です。